ゲーム制作時のジャンルの決め方

ゲゲームを作るとき、「アクションにするか」「RPGにするか」のように、ジャンルから考えることがあります。
ただし、ジャンルを先に決めれば面白いゲームになるわけではありません。
大切なのは、プレイヤーにどんな遊びをさせたいのかを先に考えることです。
例えば、
- 素早い操作や回避を楽しませたい → アクション
- キャラクターの成長を楽しませたい → RPG
- 考えて攻略する楽しさを作りたい → パズル・シミュレーション
- 物語や選択を楽しませたい → アドベンチャー
といったように、作りたい遊びからジャンルを考えることができます。
私自身、ゲーム制作では「ジャンル名を決めること」よりも、そのゲームで何を面白いと感じてもらうのかを決めることの方が重要だと考えています。
この記事では、ゲームジャンルの意味や種類だけでなく、ゲーム制作でジャンルを決めるときの考え方を紹介します。
ゲームジャンルとは?

ゲームゲームジャンルとは、ゲームの遊び方や特徴を分類したカテゴリーです。
例えば、
- 敵を倒したり障害物を避けたりする → アクション
- キャラクターを成長させる → RPG
- 謎や問題を解く → パズル
のように分類されます。
ただし、実際のゲームは1つのジャンルだけでは説明できないことも多く、「アクションRPG」のように複数のジャンルを組み合わせることもあります。
ゲームジャンルの種類

ジャンルの分類方法に厳密な決まりはなく、メーカーや販売ストアによって呼び方が異なる場合もあります。ここでは代表的な分類として紹介します。
ゲームジャンルには大きく分けて次のような種類があります。
- アクションゲーム
- ロールプレイングゲーム(RPG)
- パズルゲーム
- シミュレーションゲーム
- レースゲーム
- スポーツゲーム
- 音楽ゲーム
- シューティングゲーム
- アドベンチャーゲーム
また最近のゲームでは
- アクションRPG
- アクションアドベンチャー
- シミュレーションRPG
など、複数のジャンルを組み合わせたゲームも多く存在します。
各ゲームジャンルの特徴

ここでは代表的なゲームジャンルの特徴を紹介します。
アクションゲーム
キャラクターを操作して敵を倒したり、
障害物を避けながらゴールを目指すゲームです。
プレイヤーの操作技術が重要になります。
ロールプレイングゲーム(RPG)
キャラクターを育成しながら
ストーリーを進めていくゲームです。
特徴
- レベルアップ
- 装備
- 物語
などがあります。
パズルゲーム
ブロックやアイテムなどを組み合わせて
条件を満たすことでクリアするゲームです。
シンプルなルールでも
奥深いゲーム性になることが多いジャンルです。
シミュレーションゲーム
戦略や経営などを楽しむゲームです。
例
- 街づくりゲーム
- 経営ゲーム
- 戦略ゲーム
などがあります。
レースゲーム
車やバイクなどを操作して
スピードやタイムを競うゲームです。
スポーツゲーム
野球やサッカーなど
実際のスポーツをゲームとして再現したものです。
音楽ゲーム
音楽に合わせてタイミングよく
ボタンを押すゲームです。
シューティングゲーム
弾を撃って敵を倒しながら進むゲームです。
敵の攻撃を避けることも重要になります。
アドベンチャーゲーム
ストーリーを中心に進むゲームで、
選択肢によって物語が変わることもあります。
作りやすいゲームジャンル

ゲー作りやすいゲームジャンルは制作規模によって変わる
ゲーム制作では、ジャンルだけで「作りやすい・作りにくい」が決まるわけではありません。
ただし、少人数や個人制作の場合、複雑なアクションや大量の3Dデータを必要としないゲームは比較的制作規模を抑えやすくなります。
例えばアドベンチャーゲームは、ゲームシステムをシンプルにすれば制作規模を抑えることができます。
一方で、シナリオ量やイラスト、ボイスなどを増やせば、アドベンチャーゲームでも制作量は大きくなります。
RPGも、マップ・戦闘・成長・アイテムなど多くのシステムが必要になるため、大規模になりやすいジャンルです。
ゲーム制作でジャンルを決める4つの考え方

ゲームを作ったことがない人にとって、「どんなジャンルのゲームを作るか」を最初から決めるのは意外と難しいものです。
「プレイヤーにどんな体験をさせたいか考えよう」と言われても、ゲーム制作に慣れていなければ、そこからアクションやRPGといったジャンルまで考えるのは簡単ではありません。
そこで、ゲーム制作を始めたばかりの場合は、自分が知っているゲームから少しずつ考えていくのがおすすめです。
① 自分が好きなゲーム・ジャンルから考える
最初は、自分がよく遊んでいるゲームや好きなジャンルから考えてみましょう。
例えば、普段からアクションゲームをよく遊んでいるのであれば、アクションゲームから考え始めても構いません。
好きなゲームであれば、
- どこが面白かったのか
- どんな操作が気持ちよかったのか
- どんな場面で夢中になったのか
- 逆に、どこが面倒だったのか
- 自分ならどこを変えたいのか
といったことも考えやすくなります。
例えば『モンスターハンター』が好きだったとしても、「モンハンみたいなゲームを作りたい」で終わらせるのではなく、
「大型モンスターと戦うのが楽しかった」
「攻撃を避けて反撃するのが面白かった」
「素材を集めて装備を強くするのが好きだった」
というように、自分が何を面白いと思ったのかを分解してみます。
ゲームをたくさん知っている人ほど、この「好きな理由」を探す材料も増えます。
逆に、ほとんど遊んだことがないジャンルをいきなり作ろうとすると、そのジャンルの面白さや定番の遊び方を理解するところから始めなければなりません。
そのため初心者の場合は、まず自分がよく遊んでいて、面白さを説明できるジャンルから考えるのが一番分かりやすい方法です。
② 好きな理由から「プレイヤーに何をさせたいか」を考える
好きなゲームやジャンルを決めたら、次は一歩だけ踏み込んでみます。
ここで初めて、
「自分のゲームでは、プレイヤーに何をして楽しんでもらいたいのか?」
を考えます。
ただし、いきなりゼロから考える必要はありません。
先ほど考えた「自分が好きな理由」を使います。
例えば、
「敵の攻撃をギリギリで避けるのが好き」
↓
プレイヤーに敵の動きを見て回避させたい
↓
アクションゲームが向いていそう
「少しずつキャラクターが強くなるのが好き」
↓
敵を倒したり探索したりして成長させたい
↓
RPGの要素が向いていそう
「答えが分かった瞬間が気持ちいい」
↓
プレイヤー自身に考えて答えを見つけてもらいたい
↓
パズルゲームが向いていそう
というように、好きなゲーム → 好きな部分 → プレイヤーにさせたい行動の順番で考えると分かりやすくなります。
ここまで考えられるようになると、単に「アクションゲームを作る」ではなく、
「敵の攻撃を見極めて回避することが中心のアクションゲーム」
というところまで具体的になります。
同じジャンルでも、プレイヤーに何をさせたいかによってゲーム内容は大きく変わります。
③ 自分が作れる規模から考える
作りたいゲームが見えてきたら、次に「本当に作れるのか」を考えます。
初心者の場合、ここもかなり重要です。
例えば、
「広大な世界を自由に探索できる3DアクションRPGを作りたい」
と思ったとしても、マップ、敵、キャラクター、アニメーション、アイテム、戦闘、成長システムなど、必要なものが非常に多くなります。
最初のゲーム制作でここまで大きなものを作ろうとすると、完成までたどり着けない可能性が高くなります。
だからといって、作りたいゲームを全部諦める必要はありません。
例えば、
「広大な世界を探索するゲーム」
ではなく
「小さな1つのダンジョンを探索するゲーム」
にしたり、
「何十種類もの敵と戦うゲーム」
ではなく
「3種類の敵との戦い方を考えるゲーム」
にしたりすることで、同じ面白さを残しながら規模を小さくできます。
ジャンルを決めるときは、「作りたいもの」と「作れるもの」の両方を見ることが大切です。
④ 面白そうなアイデアからジャンルを決める方法もある
必ずしもジャンルからゲームを考える必要はありません。
先に、
「時間を止められる」
「重力を上下反転できる」
「敵に乗り移れる」
といったゲームのアイデアが思いつくこともあります。
その場合は、そのアイデアを使って、
「何をすると一番面白そうか?」
を考えます。
例えば「重力を反転できる」というアイデアなら、
重力を変えて足場を移動する
→ アクションゲーム
重力を変えて物を動かしゴールを目指す
→ パズルゲーム
重力を利用して敵と戦う
→ アクション+パズル
のように、同じアイデアから違うジャンルを作ることもできます。
つまり、ジャンルはゲームを考えるための出発点になることもあれば、アイデアを考えた結果として後から決まることもあります。
ゲーム制作を始めたばかりなら、最初から完璧にジャンルを決める必要はありません。
まずは、
「自分はどんなゲームが好きなのか」
→「そのゲームの何が好きなのか」
→「自分のゲームでは何をして楽しんでもらいたいのか」
この順番で考えてみると、ゲームの方向性を決めやすくなります。
ジャンルを組み合わせる考え方

ゲームジャンルは、1つに限定する必要はありません。
例えば
- アクション+アドベンチャー
- RPG+シミュレーション
など、ジャンルを組み合わせることで
新しいゲーム体験を作ることができます。
最近のゲームでは
このような ジャンルミックス が多く見られます。
ジャンルを組み合わせるときは、「このゲームで一番中心となる遊びは何か」を決めておくと、ゲームの方向性がブレにくくなります。
よくある質問
Q. ゲームのジャンルは最初に決める必要がありますか?
必ずしも最初に決める必要はありません。作りたい遊びやゲームシステムを考えた結果、ジャンルが決まることもあります。
Q. 複数のゲームジャンルを組み合わせてもいい?
問題ありません。アクションRPGやシミュレーションRPGなど、複数のジャンルを組み合わせたゲームは多くあります。ただし、中心となる遊びを決めておいた方がゲームの方向性を整理しやすくなります。
Q. ゲームジャンルは途中で変えてもいい?
ゲーム制作では、ジャンルを途中で変更することも可能です。
ただしジャンルが変わると
- ゲームシステム
- 操作方法
- ステージ構成
などが大きく変わる可能性があります。
そのため、開発初期にある程度ジャンルを決めておく方が制作しやすくなります。
まとめ

ゲーム制作でジャンルを決めるときは
- 自分の好きなジャンルから考える
- プレイヤーの遊び方から考える
という方法があります。
また、ジャンルは1つに固定する必要はなく
複数のジャンルを組み合わせることも可能です。
ジャンルという枠を
「制限」と考えるのではなく、
ゲームの個性を作る要素
として柔軟に考えることで、
より面白いゲームを作ることができるでしょう。
ゲーム制作では、最初にジャンルを決めることでゲームの方向性が明確になります。
ジャンルによってゲームシステムやギミックの考え方も変わるため、開発初期に決めておくことが重要です。
ゲームバランスを壊す「バランスブレイカー」とは?原因と対策を解説


コメント