ゲーム作る上でゲームのテンポは超重要!テンポ悪ければ、良いゲームになりません。
Twitterでゲームのテンポの話をしたので、少し掘り下げます。
- テンポのいいゲームは、プレイヤーをゲーム内部に引き込み、楽しさを提供します。
- 逆にテンポの悪いゲームは、プレイヤーをゲームから飽きさせ、楽しさよりも、ストレスや、がっかり感を与えます。
このテンポは、ゲームでも重要で何か遊びを考案するときには必ず、考えなければならないものでしょう。
初プレイのゲームは最初の10分間が命!
例えば体験版のゲームをプレイする場合、10分以内にそのプレイした人にゲームの楽しさを伝えられないと、ゲームを続けてくれません。それは、購入意欲を持ってもらえないことと同じです。
元々好きなジャンルとかで、どっしりプレイしてくれる方ならいいですが、そうではなくたまたま触れてみてプレイするプレイヤーには、この時間は重要です。
体験版で見せる!
最近のゲームはよく体験版を出しますが、その大抵が体験版はそのゲームの魅力を一番に引き出せる場所、もしくは序盤をプレイさせます。序盤をプレイさせるのは、体験版に対してスケジュールを割くことができないことによくありがちではあります。(一番よくできている場所を遊ばしている場合は、そこがゲーム制作のためのテストバージョンを作成した場所だったりもします。)
ただし、体験版でテンポがよすぎた場合に実際に購入したときにギャップが生まれる場合があります。
ゲームというのはキャラクター成長して強くなったり、何かを圧倒できたりするのが楽しい要素です。
これが体験版で、プレイヤが終盤で味わうであろうテンポをいきなり与えてしまいすぎると、購入時のギャップが激しいとプレイ意欲が継続しにくくなります。テンポを上げすぎたゆえのその場限りの楽しさになってしまいます。
製品版でもプレイ意欲を落とすものはあります。
また、体験版ではなく、製品版でも同じことが起きる場合があります。
例えば、ストーリの終盤辺りの能力をベースとして、何か強敵と戦っているシーンを序盤にいれて、その後、そこまでの経緯に至った回想シーンにつなぎ、弱いキャラクターにしてしまうというパターンです。
これは、キャラクターが弱くなる理由がわかりやすくまた、強い時にこんな感じで遊ぶことができるんだよ!ということを伝えることができますが、その全盛期が面白くなかったらもう楽しめないものとなってしまいます。
基本的には私は、この手法はおすすめしないです。
プレイヤーに遊びを考えさせてあげよう
このゲームの遊びは、極端にギャップを感じやすく、ストレスを溜めるだけのゲームになりやすいからです。また、終盤の戦い方が予想できるため、その戦いにするにはどうすればいいのかという単純な線引きしかできず、どうすれば強くなれるのかが、考えにくくなります。
なので、やるとしても、中盤ぐらいまでの強さぐらいなど序盤からのプレイで伸びしろを感じさせるような遊びをできるように作成して、見せたほうが、プレイヤーの継続意識が続きます。
特に、新規タイトルはのは、テンポは非常に大事といえるでしょう。
例外になるものもあります。
ただし、シリーズ(ナンバリングタイトル)ものは、これに限ったことではないと思われます。
なぜなら、シリーズものは、すでにそのシリーズをやったことがある人が購入するため、序盤のテンポの悪さがあったとしても、クリアまでは大抵いってくれます。
そのため、劇的な変化はしにくいものとなりますが、一定数の売り上げ、遊びの幅が決まっている形になるので、作りやすいゲームとなります。
カードゲームとかにテンポはあるの?
ルールによりますが、カードゲーム、ボードゲームなどのシミュレーション系のゲームであっても、テンポは存在します。
カードゲームの場合にテンポがいいというのが、わかりやすいのは、『スピード』のルールですね。
このカード遊びは、連続してカードを出せたりするので、テンポよくいくと、相手を封鎖した状態で、ポンポンカードを出すことができます。
また、育成系のシミュレーションであれば、一つの要素からコンボが決まり色々と派生や効果が増えるなどあるとテンポを感じられると思います。
テンポの良さは、色々なもので作り出すことができる
通常のコンシューマーゲームにもありますが、コンボといわれるものが大抵のテンポの良さを作り出すものとなります。
コンボ = 連続攻撃、連続アクションなどの自分の行動を連続して行える状態
もしくは、敵を倒したり、何かしらの条件をすぐに満たせたり、またそれが連鎖をするような行為をいれると、テンポが上がると思います。
ゲームのテンポは、どんなジャンルのゲームにもあるので、少し抜き出してみるとよいでしょう。
そのネタは、色々なところで使えるはずなので、資料として保存しておくとベストです。
その抜き出した部分を自分のゲームに組み込んでみたりもできるはずなので、テンポを悪くしないように維持していいゲームを考えてみてください。
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