ゲームの仕様書とは、忘れた時のために確認用に書けばいいだけ

ゲームプランナーの考え方
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ゲームの仕様書とは、忘れた時のために確認用に書けばいいだけ

ゲームにおいて、仕様書は、必ず出てくるものです。しかし、会社によっては実はこれがなかったり、あったとしても紙ぺら1枚などの場合もあります。

ゲームの仕様書、書き方は会社によって異なります。ただ、それは、あくまでもテンプレートなだけなので、自分の実現したい内容を書くことが大事です。

人間は全部の事柄を記憶することは難しいです。なので、仕様書を使い、自分の考えていることを資料として残しておくことも大事です。

今回は、それについての記事となります。

仕様書って何?

まず、『基本的に仕様書って何?』となる方もいると思います。

仕様書とは、ゲームを作るために欠かせないもので、どのような機能を入れたいのか、どのようなパラメータがあるのか、どのようなアクションを起こしたいのか、など、プランナーの実現したい内容を書き込む資料となります。

そして、その資料をほかの人に見せて、それ通りに作成してもらうこととなります。

※今回、ここで説明するのは、ゲームプランナーが作成する仕様書についての説明となります。

仕様書の中身はどんなの?

人や担当パートによって、中身は変わるのですが、例えば、下記のようなものがあります。

ギミック 落とし穴

●概要
キャラクターが上に乗ると発動する罠
キャラクターにダメージを与える

●条件
プレイヤーがギミックの上に乗ったら発動
NPCキャラクターがギミックの上に乗ったら発動しない

●効果
落とし穴の蓋がなくなります
キャラクターが落ちるモーションをとる
地面についたら30のダメージ与える

と、雑ですが、こんな感じに書きます。

上記はギミックと呼ばれるものになりますが、パラメータや、ステータスの場所など、ゲームに関わるすべてに仕様書が存在します。

プログラマーに仕様書を渡すときはプログラム言語で書く?

プログラマーに渡すために、プログラム言語で仕様書を書けということはありません。

そもそもがプランナーがプログラム言語を知っているわけもなく、それをかけたとして、その仕様書を渡したとしても、本職の人に負けますし、書き直されるのが落ちです。(プログラムができる方も稀にいますが、大抵の人はそうではないと思うので。)

なので、自分のやりたいことを文章を起こすだけでよいのです。
そして、突っ込まれた部分については加筆し、問題点の回避策も書いておくと良いです。

ゲームの作成には時間がかかります

ゲームプランナーのお仕事の一つでもある仕様書の作成は、組み込んでもらう人や作成してもらう人に向けて渡す資料となります。

しかし、ゲーム開発は、基本的に短くて半年、長いと数年レベルとなります。

この中で仕様書がないと正直自分が考えたものは忘れてしまいます。

そのために仕様書があるといっても間違いないです。

仕様書は、忘れたときのために書く

長年、プランナーをやっていると仲の良い相棒(プログラマーやデザイナー)が出来たりします。仕事も何回かこなしているとやりたいことが、わかり、仕様書なしでも作成してくれたりもします。しかし、この場合においても、のちのことを考えるとメモ書きでもいいので、資料として作成しておく方がよいでしょう。

たまに、仕様書を細かく書いてない場合に、『この場合どうするんですか?』とか聞かれて焦ってしまうときもあります。(口頭での説明では、そこは決まっていたが、仕様書に追記してなかった)

陥りがちなパターンとしては、続編を作成した場合に、問題にもなります。

担当者のための資料です(現在、未来を含む)

同じパートを担当するならばよいのですが、自分以外の誰かほかの人が担当し、自分は別のプロジェクトに関わった際に、その担当者が困ることがあります。

これは、自分もやったことありますし、やられたこともあります。

特に、プロジェクト終盤に入れられた、仕様などは資料がない場合が多いので、注意してください。あとでもいいので、どういうことがあったのかとメモ書きを残しておくといいと思います。

仕様書は難しく考える必要はない

会社のテンプレートが存在するのであれば、それと同じように書けば問題ないでしょう。

あとは、自分が考えた最高のゲームについての1個一個の要素(仕様)を資料としていくだけです。

テンプレートがない場合は、他人が読みやすい状態を作るために、同じ書式をなるべく維持してあげましょう。色々な人が色々な書式で書くと、資料として乱雑になり、最新がどれなのかがわかりにくくなります。

ただ、不便なものを改善するのは、やっておいた方がいいでしょう。それが伝統になってしまうと作業コストが上がってしまうだけなので。

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