ゲームの処理、容量問題。何から削る?仕様?データ?それとも…。~容量編~

ゲームプランナーの考え方
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ゲームの容量問題、何から削る?仕様?データ?それとも…。

今回は、ゲームの容量問題についての話です。

昨今のゲームでは、この問題は大分緩和されていて、あまり聞かない話かもしれませんが、低スペックのゲーム機、現状では、switchやスマホなどでは、容量、処理の問題が多くかかわります。

今回は容量問題についてのお話です。(次回が処理編となります。)

容量を確保するために取る手段

3つ方法があります。

  • デザイナの作っているデータの削減
  • 仕様の削減
  • 媒体の容量を上げる

デザイナーの作っているデザインデータの削減

これは、3Dモデルであれば、ポリゴンのリダクション、また高解像どのテクスチャを持っているのであれば、それを圧縮、または、リサイズします。

これが一番効果がでかいですが、勿論行えば見た目に影響は『大』です。

仕様の削減

これがなぜ入るのかというと、そもそもとして作らなければいけないデータが多い可能性があります。

その場合は、根本的な部分の削減が必要なため、仕様の変更が必要になります。

例えば、16個のステージがあった場合、12個に減らすなど。キャラクターよりどうしても背景の方が容量を食う場合が多いです。

媒体の容量を上げる

これは、出来るところと出来ない場合がありますが、例えば、任天堂3DSなどはROMの容量を選べたりしたので、その容量を上げることも出来ました。(その分費用かかりますけどね。)

※switchのゲーム開発を私の方は、したことがないのですが、任天堂3DS、PSP、昔を出せばPS2などは開発を携わったことがあります。

媒体によっては気にしなくてよいこともある

ゲームは現状、媒体として、物理媒体での販売とDL販売となっていますが、この物理媒体(ディスク売りや、カード売り)の場合は、容量問題が発生します。

例えば、ディスクで売られているゲームの昨今では、BD(Blu-ray)となっていますが、この要領は、25GBとなっています。※一応片面25GBで、両面を使用して50GBを使うこともできます。

この25GBを多いとみるか少ないとみるか…。

昔の容量は凄い…。

実際には昔はCDの時代(256MB)、DVD(5GB)はたまた、ファミコンカセット(1MB)と、すごい時代の中で来ているわけですが、そう考えると多いと思うかもしれません。

しかしですが、扱える量、そして処理する量も爆発的に増えているため、このBDの25GBはあっという間に使うことも可能ではあるのです。(※FF7リメイクなんて両面使ってますからね)

例えばですが、フルHDの動画(1920×1080)の動画が64GBで約10時間30分入ります。

そうなると25GBの場合、約4時間ないぐらいしか記録することができません。

ドラマだと4本とったら終わりですよ!

なので、たくさんあるから大丈夫ではなく、少しは気にしたほうが良いです。

処理編へ

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