リアルタイムレンダリングとプリレンダリング

ゲームプランナーの考え方
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リアルタイムレンダリングとプリレンダリング

ゲームプランナーをやり始めたときに混乱した内容がありました。それを思い出したので書いておきます。

ゲームのリアルタイムレンダリングとプリレンダリング(ムービー)の違いってなんだ???

ゲームで、「ムービーすごいー 」 とか言われるゲームがありますが、実はリアルタイムで計算されたキャラクターがムービーのように動いているということがあります。

プランナーになりたての頃、これがわからなくて説明を何度か受けたことがありました。

違いとは?

リアルタイムレンダリング

リアルタイムレンダリングの場合は、ゲームで使われているキャラクターがイベントシーンで演技をしているものと思ってもらえれば。

細かいところですと、イベントシーン用のキャラクターを使う場合が多いので、少しリッチなキャラクターになっている場合があります。(ゲームスペックに依存する)

※最近は、ムービー(プリレンダリング)はほぼ減ってきましたね。スマホゲームとか、スペックがどうしても出せないものぐらいになってきました。

プリレンダリング

逆にプリレンダリングは、動画ファイルをそのまま再生しているため、クオリティを極限まで求めることができます。ただし、動画ファイルなので、修正の際には、動画を修正する必要があります。 (ゲームのスペックに依存しない) また、動画ファイルのため、リアルタイムに衣装を反映することができません。(DLCで購入したアイテムが反映されない!ってのは、この手が多い。)

そのためですが、実際に私が関わったもので、プリレンダリング内の小道具が古いものが存在し、それが製品版に組み込まれてしまったという経験もありました。

リアルタイムレンダリングだと組み込まれている小道具が表示されるため、この現象は起きません。
(リアルタイムレンダリングでも、都合上でDLC反映をさせないとかたまにありますが。)

最近はどちらの使用頻度が多いの?

昨今では、リアルタイムレンダリングのほうがよく使われるようになりました。一昔前はリアルタイムレンダリングは、プリレンダリングとの差が激しかったのですが、現在ではほぼ遜色がないものとなっています。またプリレンダリングは動画ファイルのため、画面サイズ、またフレームレートもあるためデータ容量がかなり増えるものとなっているため、ムービーシーンが多いものになると容量圧迫が激しいものとなります。(最近は圧縮技術が増え、かなり抑えられるようになっていますが)

プリレンダリングは終わり?

最近ではリアルタイムレンダリングの方がよくつかわれているのですが、プリレンダリングもスマホゲームではまだまだ健在です。映画も言ってしまえばプリレンダリングではありますので、廃れるということはありません。

グラフィックの本は、探すと色々と出てくるのですが、基本的に今の時代はあまり技術進歩スピードは、速くはなってきていないので、少し昔の本でもいいのです。どれでもいいので、何か読んでみるといいと思います。良い著者の本などは、数年立つとその時代に合わせて書き直されたものなども出ていますので。

グラフィックの本は、プランナーの方は、読みにくいかもしれませんが、一度さらっと目を通しておくだけでも、プログラマー、デザイナーが何を言っているのかがわかるようになると思います。

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