ホラーゲームを製作の考え方
最近話題の『バイオハザードRE 3』がありますが、あれも一応ホラーゲームのくくりでもあります。
そもそもホラーゲームとは、どういうものなのかを今日はお話できればと。
ホラーゲームの基本は、ホラー映画や本などと同じくプレイヤーに対して、恐怖や驚きを提供するゲームとなります。
ホラーゲームは、演出を作れれば大丈夫です。
ホラーゲームは、ぶっちゃけてしまえば、驚かせていけばいい!というゲームでもあります。
驚かせるというのは簡単に考えると、『見えないところから急に何か出てくる』とかが考えられます。
しかしそれは、単純な驚きになりますが、ホラーゲーム特有の恐怖を演出できていません。
ホラーゲームにはタイプが二つある
ホラーゲームといわれる中で、私は2つのタイプがあると思っています。
- 1つ目は、主人公が弱く、戦うことができずに逃げるタイプ
- 2つ目は、主人公が強く、戦うタイプ
上記の二つがあると思っています
ちなみに私としては、2つ目のタイプのゲームが結構好きではあります。
この二つのタイプにはこのような特徴があります。
特徴
1つの目、戦うことができないタイプ
逃げの一手が基本となり、戦闘は何か特殊なアイテムがないと行うことができない。また、その分逃げるための、要素が多く、敵をやり過ごすことができる隠れる要素が組み込まれています。
2つ目、戦うことができるタイプ
こちらは、どんな敵も倒して突破するような感じのゲーム性になっています。ただ、倒さなくても済む敵がいたりもします。基本的には隠れるという要素がない、もしくは少ないゲームとなります。
今回は、戦えないタイプで考えてみる
ここでは、1つ目の戦えないタイプのホラーゲームとしての考え方を説明していきます。
戦えないタイプのホラーゲームは、演出要素として、こちらも簡単に言えば、ホラー映画のような演出を入れてしまえば、実は大丈夫だったりします。
例1
例えば、よくあるシーンの例としては、光がない真っ黒い道を進まなければなりません。そこを歩いていると、先からろうそくのような灯が見えてきます。ある程度近づくとその灯は、消えます。その数秒後にその灯が消えた方向から、恐ろしい何者かが現れ、低い声をあげて襲ってきます。
という感じに、考えられます。
分解するとこのような項目があります。
上記のものを分解すると実は、下記の要素を入れるとホラーゲームの恐怖演出をするとができます。
- 暗いシーン
- 室内
- 光があっても全体を灯せる光ではない
- 物音
- 異様な声
- 近くによると行動が変わる
このようなものを組み合わせることにより、恐怖演出を行うことができます。また、主人公の精神を示すようなものがあるとさらにプレイヤーとのシンクロしたものになるでしょう。例えば、心臓の音
上記の内容が明るい場所で行われた場合下記のようになります。
例1の明るい版
光が道の奥まで届き明るい場所を進まなければなりません。そこを歩いていると、先からろうそくのような灯が見えてきます。(そもそもその人物が見えてしまっている)ある程度近づくとその灯は、消えます。その数秒後にその灯が消えた方向から、恐ろしい何者かが現れ、低い声をあげて襲ってきます。
という感じに、結構遠い場所で、こいつは、なんか危ない奴だというのが離れていても認識できてしまいます。
演出さえできれば、基本は大丈夫。
実は、そのホラー演出部分を入れてしまえば、あとは別ゲームの要素を組み合わせれば、ホラーゲームとなります。
この演出部分に関して言えば、もはや映画やほかのゲームなどでもかなり使われているので、それを見るのが一番手っ取り早いと思います。
特に映画に関して言えば、ゲームと違い、カメラアングルが固定されていて動かせないため、見栄えのいいアングルで効果的な演出が行われています。
これをゲームにも組み込めれば、非常によい恐怖演出となり、いいホラーゲームとなるでしょう。
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